自分は写真を始めたのが2013年になりますが、本格的に写真が変わったなーと思えるようになったのは2017年あたりからです。
2017年当時大きな変化としてあったのは以下3つです。
・顔料プリンターを買って自分でプリントするようになった
・フィルムカメラを始めた
・紙で応募するフォトコンテストをやりだした
これらの3つについて色々書いてみたいと思います。
写真上達の意識があるかた、是非参考にしていただけると幸いです。
写真上達する上で意識したこと
顔料プリンターを買って自分でプリントするようになった
まず大きな変化としてエプソンのプロセレクションである顔料プリンターを購入しました。
当時の自分は写真仲間とプリントを見せ合うことにハマっており、周りがだんだんプリントへ意識し出した流れがありました。
特にプリントをして何がしたいかというと展示がメインになるわけですが、自分は紙媒体のフォトコンテストへ応募というのが一番の目的でした。
だったらプロラボなどでお店プリントすればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、自分のイメージ通りのプリントというのは、やはり自分の手でプリントするに限るのです。
プロラボで銀塩プリントをメインに当時はプリントしてましたが、紙へのこだわりや、印刷方法を比べた結果インクジェットに自分は落ち着きました。
勿論、銀塩プリントが嫌いなわけではありません。特に銀塩だとラスター紙が好きですと言えるくらいイメージが固まっています。
プリントの世界というのは奥が深いもので、続ければ続けるほど深みが出て、こだわりが出てきます。
自分の場合は、顔料プリントのアート紙にプリントする形へ落ち着きましたが、まだまだ色々とテストしたい紙はあります。
そんなこんなで、このようにプリンターを買って自分でプリントすることで、写真における色の階調について学びました。
特に写真の場合、プリント媒体のがとてもシビアな世界です。
白飛びなんかしてたら紙の色が出てしまいます。
データの扱いとして難しいのは圧倒的にプリント媒体です。
なので、プリントをゴールに置くことで、必然的に写真データの質は上がりました。
フィルムカメラで2年ほど撮影した
フィルムカメラで実は2年ほど撮影していた時期があります。
当時は風景メインで撮影してたのもあり、フィルムカメラ使うなら中判カメラでリバーサルフィルム1択っしょ!と本来はなるわけですが、自分が選んだ使い方は当時飼っていた愛犬の写真をネガフィルムで撮影するというスタイル。
当時、周りの人達はびっくりしてました。
ただ、自分が求めているフィルムに対する描写イメージって、ネガフィルムのイメージが強く、またそれを使いたいと感じたのでした。
なので、ペットをネガフィルムで撮影してノスタルジックな思い出として残すというのは、ある意味一つの結論だなと今でも思います。
当時はモノクロフィルムのイルフォード400にハマってました。まさか本番プリントの用紙もイルフォードの印画紙に落ち着くとは当時は思いもしませんでしたが 笑
そんなこんなでフィルム写真を2年ほどやったことで、写真を撮るということを体系的に学べた気がします。
レタッチでどうこうする世界とはわけが違うので、撮って出しでベストを尽くせるような作品撮りスタイルになりました。
この考え方は今でも自分の中に残り続けております。
だから富士フイルム機のミラーレスカメラと相性いいのだろうなと。
フィルムコンテンツに関わる記事をまとめてみました。よかったら読んでみてください。
紙で応募するフォトコンテストにチャレンジしだした
そしてこれら2つの学んだことを自分の写真に定着してくれるようなったのが、紙媒体でのフォトコンテストへの挑戦でした。
上位のフォトコンテストで結果を残すためには、並大抵の努力では通らないことをわかっていたので、自分の場合はともかく数をこなすことにしました。
最初は結果が全然出ず、何が駄目で落とされてるのかを分析するところから始めました。
作品の中身が駄目なのは勿論有りましたが、何よりプリントの方法が駄目だったりとかもありました。
例えばとあるメーカーの紙でプリントをしたところ、光沢が強く出すぎて、色が思ったように出なかったりと。
思うように色が出ないというのは、もうその地点で自分のイメージしたプリントが出来てないわけですから、そこをどうにか脱却するところから始めました。
データの応募で済むフォトコンテストとの圧倒的な違いは、プリントした写真を見られるという点です。
プリント結果までがフォトコンテストの審査に含まれるので、それはとても大変なことです。
特に評価光の質にこだわりだしたら終りが見えません。
ただ、印刷業界ルールを知り、印刷に対して一定の基準を設けることで自分の場合は解決しました。
コレに関してはいつか記事にしたいと思います。
そんなこんなでフォトコンテストを通じて、プリントやフィルムカメラで学んだことを定着させるには4年ほど時間がかかりました。
フォトコンテスト応募時にあると便利なものをまとめてみました。よかったら読んでみてください。
自分の入賞歴は以下のリンクより参考願います。
まとめ
以上が自分が写真上達する上で意識したこと3選です。
流れをまとめると以下な感じ。
【順番1】
プリントを自分の手でやることで写真の質(テクスチャーや色味など)を理解するようになった
【順番2】
フィルムカメラを2年ほど続けて撮影することで、写真を撮ることを体系的に学んだ
【順番3】
紙媒体のフォトコンテストへのチャレンジを通じて、1~2を定着させた
こんな感じでしょうか。上の3つをひたすら経験するのが大事だったなと。
特に3番目の上位のフォトコンテストで結果を残すためには、並大抵の努力では通らないことをわかっていたので、自分の場合はともかく数をこなすことにしました。
・たくさんの写真を観て、たくさんの写真を撮って、たくさんの写真をプリントした
最終的な結論として、自分なりの写真上達として一言でまとめるとこれに尽きます。
荒い書き方になりましたが、自分が写真上達した上でのポイントをまとめてみました。
参考になれば嬉しいです。ここまで読んでいただきありがとうございました。
それでは。