こんばんは。
今回更新するのは山梨県の雲海スポットであり、富士山の撮影スポットでもある 新道峠 の撮影記事になります。
すっかり有名な撮影地となってしまった新道峠。ココから見る富士山は、全国の富士山の撮影スポットの中でもTOP3に入るほどだと思います。
※Taka0610比
山梨県エリアということもあって、富士山との距離が近いこと近いこと。標準か場合によっては広角の画角で十分な範囲です。
高ボッチに続いて、ココからの雲海と富士山の景色を見るために天気を学んだのはいい思い出です。
新道峠について
新道峠は山梨県笛吹市が管轄する峠になります。
位置的には黒岳へ向かう登山道に当たります。以前から富士山写真家の中では有名な撮影ポイントでしたが、ココ数年のSNSブームにより人気が爆発。
海外から撮影しに来るカメラマンが居るほどの人気、知名度となりました。
また2018年の5月に笛吹市が新道峠に展望テラスを作ると発表。2019年度に着工し、完成は2020年か2021年になるかと思われます。
今は熊の出没地である登山道の一角なため、これから整備されるとなるとまた雰囲気が変わってしまうんでしょうね
新道峠からの景色は正に絶景なので、人混みが一層増えるであろう展望テラスが出来る前に一度足を運んでみるのも良いかもしれません。
撮影した写真達
初めて訪れたのは春の時期
SONY α7S FE 16-35mm F4 ZA OSS
ISO 320 焦点距離35mm F13 シャッター速度 1/60秒
SONY α7S FE 16-35mm F4 ZA OSS
ISO 800 焦点距離35mm F11 シャッター速度 30秒
初めて訪れたのは2016年の春でした。慣れない山道の運転に、熊出没注意という看板横目に一人徒歩で向かったあの日は今でも忘れられません。
ココから夜景を撮りたくて夕方前の時間帯に登ったわけですが、モヤが出やすい時間帯でもあったため、中々思ったようには撮れませんでした。綺麗な夜景を撮るなら夜中の時間帯に訪れないと行けなかったことに気づきます。
寒さで体力的に夜通し過ごすのは厳しかった。。。しょんぼりしながら帰路へ。再び訪れることを心の中で誓います。
時期改め、夏に再訪
SONY α7S FE 16-35mm F4 ZA OSS
ISO 500 焦点距離16mm F7.1 シャッター速度 30秒
SONY α7S FE 24-70mm F2.8 GM
ISO 250 焦点距離24mm F11 シャッター速度 30秒
SONY α7 FE 16-35mm F4 ZA OSS
ISO 50 焦点距離19mm F18 シャッター速度 2.5秒
SONY α7 FE 16-35mm F4 ZA OSS
ISO 50 焦点距離19mm F22 シャッター速度 1/3秒
2回目に訪れたのは初夏のシーズン。オリオンが富士山の真上に登ってきたときは感動しました。雲が流れ続けていたのは正に夏の季節ぽいなぁと思いながらシャッターを切り続けてた記憶が今でも残ってます。
そして待ちに待った朝の景色。この日は雲海が少しだけ発生し、朝焼けも発生。色々と中途半端な写真となりましたが、新道峠で撮りたい写真のイメージがこの時期くらいから出来てきます。
今度はガッツリ雲海狙いで訪れる事を決意します。
秋に訪問、雲海に飲まれた日もあった
SONY α7 FE 16-35mm F4 ZA OSS
ISO 50 焦点距離35mm F14 シャッター速度 2.5秒
SONY α7 FE 16-35mm F4 ZA OSS
ISO 50 焦点距離35mm F14 シャッター速度 2.5秒
雲海シーズンである秋に訪問。この時期は高ボッチにも通っていた時期で、毎日天気図とにらめっこしてたのはいい思い出。
この日は気温の関係上、高い位置に雲海が発生してしまいました。結局雲に飲まれて富士山は拝めず。富士山を撮影するとなると天気の考え方が命取りとなるため、本当にイメージした通りの天候になるか?と自問自答しながら情報をかき集めて試行錯誤の繰り返しです。
思い描くイメージを撮るために再訪
SONY α7S FE 24-70mm F2.8 GM
ISO 1600 焦点距離24mm F4 シャッター速度 20秒
SONY α7S FE 24-70mm F2.8 GM
ISO 400 焦点距離31mm F9 シャッター速度 8秒
SONY α7 FE 16-35mm F4 ZA OSS
ISO 50 焦点距離30mm F13 シャッター速度 2秒
SONY α7 FE 16-35mm F4 ZA OSS
ISO 50 焦点距離16mm F14 シャッター速度 1/10秒
冬季封鎖の時期に訪問。手前の木々が綺麗に冠雪する日を狙って訪れました。綺麗に冠雪するには前日に雪が降ってることと、風が無いことが重要です。また雪のシーズンである真冬に訪れても雲海が出ないため、この日はある意味奇跡に近いコンディションかと思われます。
新道峠に通って1年、ようやくイメージ通りの景色に遭遇することが出来ました。この日はマイナス15度近くまで気温が下がり、大変な日でした。しかしその天候のお陰でヌケはよく、撮りたかった星空と雲海の構図は収められたので結果的には大満足。
バッテリーの残量も残りわずかながら、この日のクライマックスとなる朝を迎えます。
最高のコンディション、最高の1枚
SONY α7 FE 16-35mm F4 ZA OSS
ISO 50 焦点距離31mm F14 シャッター速度 1/15秒
全くイメージをしてなかった朝の時間帯、この日最高の景色が目の前に広がっていました。
雪、雲海、朝焼けと色々と組み合わさって、言葉にならなかったのは今でも鮮明に覚えてます。そして寒さにやられるカメラのバッテリー。この後の時間帯が本当のベストな時間帯だったのですが、機材や体力の限界へ達しました。
泣く泣く帰路へ。。。
もう少し居たかったなぁと思わされる撮影地は後も先にも、この日の新道峠だけだったりします。
撮影地について
比較的アクセスが良好な撮影地
約1年近く通った新道峠でしたが、真冬の時期に訪れない限りは比較的アクセスは良好な撮影地です。駐車場が山道の終点にあり、止められる台数が6〜10台くらいです。止められない場合は路肩に駐車の流れとなります。
駐車場からは階段を登り、林道を登っていきます。徒歩10分程で撮影ポイントとなる第二展望台へ到着します。
第二展望台で三脚立てて撮影となると多くて10人〜15人が限度かと思います。高台で狙って撮るか、茂みに寄って撮るかの2択可と思います。
道中、草むら突っ切って撮影する人もいましたが、自分は経験がないためなんとも言えません。
道路の冬季封鎖について
新道峠も冬季封鎖が存在します。時期としては例年12月初旬〜5月初旬で、水沢林道の分岐点が封鎖ポイントとなります。
冬季封鎖中も徒歩で向かうことは可能ですが、ラッセル前提となります。特に除雪されてない雪道を歩くので、封鎖ポイントから大体1.5~2時間かかります。
結構ハードなので、覚悟を決めて、準備をしっかり行ってから向かうようにしましょう。
管轄は笛吹市が行っているため、冬季封鎖の時期の確認、道路状況等は笛吹市に確認願います。
アクセスについて
【住所】
〒401-0305
山梨県南都留郡富士河口湖町大石
https://www.yamanashi-kankou.jp/viewpoint/pub/pvp033.html
【Google Map】
https://goo.gl/maps/oAeTgrazHwG2