この度、私の作品「A Winter Sketch」がNature’s Best Photography ASIA(ネイチャーズベストフォトグラフィーアジア)のLANDSCAPE でHIGHLY HONORED を頂きました。
世界2大写真コンテストであるネイチャーズベストのアジア版になります。
写真を見ればわかりますが、コンテストの難易度としてはかなり高く、ナショジオでグランプリをとった高橋怜子さんも今年OCEAN部門で受賞されています。
世界のプロレベルの写真家と競う場で結果が残せたのは、嬉しいです。
そんなこんなでコンテストを応募から結果まで振り返ってみたいと思います。
サイトページはこちらから
https://naturesbestphotography.asia/en/gallery/index
コンテスト詳細
今回応募したフォトコンテストテーマ
応募テーマ:アジア圏内で撮影された自然写真アジア地域で撮影された自然を被写体とします。過去に撮られた写真も対象となります。
応募数:10点(MAX20点まで)
賞と賞金
グランプリ:1名 賞金$1,000USD 、授賞楯、米国ワンダー オブ ワイルドライフ博物館に年間展示およびネイチャーズベストマガジン掲載。
部門最優秀賞:7名(各部門1名)授賞楯、米国ワンダー オブ ワイルドライフ博物館に年間展示およびネイチャーズベストマガジン掲載。
優秀賞:各部門5名 優秀賞から選ばれた数点は、米国ワンダー オブ ワイルドライフ博物館に年間展示。←ーーーーーーーーーーーーーーココ
応募から選考過程、結果の流れについて
応募締め切り:2020年4月30日
応募日:2020年4月30日 (10点応募)
セミファイナル通過連絡:2020年6月2日(5点通過)※全体で300枚通過
ファイナリスト連絡:2020年7月25日(2点通過)※全体で140枚通過
内定日:2020年8月28日(1点確定)※全体で43枚
結果公表日:2020年9月2日
応募フォーマット:Jpeg(Adobe RGB)、TIFF、Rawの3種類
応募総数:9,000作品 (全体)
入賞した作品
所感
このコンテストは風景のジャンルで世界2大フォトコンテストの1つに挙げられるくらいだけあって、難易度はかなり高かったと思います。
特にJpeg,TIFF,Rawの3種類のファイル提出がヤバかったです。
最初の段階では低解像度のJpegを提出するのですが、セミファイナリストに残るとTIFF&Rawファイルの提出があります。
Rawデータもチェックが入るので、レタッチは勿論のこと、過度な現像調整もNGです。いかに撮影段階で勝負できるか、そこが求められてた気がします。
また大判印刷前提の審査も入るとのことだったので、提出したデータを元にプリント審査という激アツな展開もあったのでしょう。
そのため提出データも「Adobe RGB形式で良いですよね?」と質問を投げた結果「Adobe RGBで」という指示があったので、データ形式は全てAdobe RGBで提出しました。
ここのやりとりをしくじってたら恐らく落選でした。
何よりAdobe RGBを認識するカラーモニターを購入してたのもあって、Adobe RGB形式のデータ調整は納得いくまで時間かけて行いました。
日中の自然光の環境下の中、何度も現像作業したのはいい思い出。自分でプリントをする習慣がなければここまで追い詰めてやることもなかったでしょう。
構図、現像テクニック、写真に対する考え方、カラーキャリブレーション、全ての自分の力を出し切って残せた結果だと思ってます。
国内のフォトコンテストでもここまでやってるコンテストはありません。
ネイチャーズベストフォトグラフィーアジアの応募、及び受賞は自分の写真家活動の中で大きな経験になりました。
そして自分の写真に対する考え方がある意味認められた瞬間でもあったため、大きな自信にも繋がりました。
まだまだチャレンジしたいコンテストはあるので、もうしばらくコンテスト系のカテゴリで記事を書くことができそうです。
胸張ってこれからも写真という趣味を楽しんでいきたいと思います。