2023年1月の下旬、雪景色を求めて青森県へ雪ポートレート撮影へ行ってきました。
ロケーション的にも恵まれた場所が多く、また宿泊を伴った撮影旅となったため、色々と思い出深い撮影になりました。
この記事では雪ポートレート撮影の記録を振り返りつつ、雪の中でポートレート撮影のする難しさを書いてみたいと思います。
興味ある方はよかったら読んでいってみてくださいm(_ _)m
なぜ青森県で雪ポートレート撮影なのか
モデルさんつながりで、コーディネートをしてくれる方とも繋がりを持った2022年。
今回は3人で雪ポートレート撮影を企画したのですが、そこで思いついたのが青森県の奥入瀬渓流。
この渓流はハイシーズンこそ人が多く、駐車も大変なのですが、冬シーズンは打って変わって車が殆ど来ません。
また遊歩道が存在してるため、雪の中をかき分けていけば渓流の近くで撮影が可能なのです。
つまり奥入瀬渓流は冬の渓流を間近で見ることが可能な数少ない撮影地です。
元々冬シーズンに何度か撮影で訪れた経験もあったので、ポートレート撮影を行う発想はすぐに出てきました。
問題は雪深い撮影地になるので、どこまで対応できるかという部分。
今回このメンバーで初めての雪ポートレート撮影というのもあって、色々と試行錯誤を行いながら撮影に赴きました。
また、奥入瀬以外のスポットも巡りながらの撮影になりました。観光巡りもしながらの撮影です。
撮影した写真たち
八戸にある葦毛崎展望台(あしげざきてんぼうだい)
数少ない晴れ間の間に撮影。
ホントは雪が降ってる予定だったのですが、海沿いというのもあって断念。
写真をみるとわかるのですが、この場所は天空の城ラピュタのような古城跡地のような場所です。
そのためこの葦毛崎展望台はオススメのロケーションです。
夏には霧が発生するようで、シンプルに冬以外にも訪れてみたい。
天候が崩れてきたので雪をストロボで強制発光。うーむなかなかうまく行かない。
雪の降雪量がある程度ないと玉ボケにならないのが、雪ポトレの難しいところ。
事前に撮影の確認を行った上でDroneで撮影。雪景色と葦毛崎展望台は相性が良いものだなと改めて感じました。
白飛び気味に現像しているのは、足跡を目立たなくさせるため。。
またドローンのポートレート撮影はかなり難しいことがわかりました。
特にモデルの表情を確認するのに苦労しました。具体的には以下の点。
モデルの表情を確認するのに操縦機の小さなモニターで確認しないといけない
輝度が高い環境化だと、ドローンのモニターでは確認が不可能。
こればかりはモニターのスペックの限界もあるので、撮影したらすぐ確認できる環境が必要だなとも思いました。
ドローンを使ってのポートレート撮影はまじで難しい。
葦毛崎展望台で学んだことは沢山あったのでした。
奥入瀬渓流に向かうバス停
奥入瀬渓流に向かう途中にあったバス停にて撮影。
降雪量がそれなりにあったため、ストロボいらずの雪玉ボケです。
とは言え、APS-CのセンサーサイズだとF2.8のボケ量は少し物足らない感じになりました。
もっと大きめの雪の粒が必要かもしれません。高速シャッターで基本撮影。
ブナ林へ向かう道
ブナ林へ向かう途中の道中で撮影。
ホントはこの道脇にあるブナ林ポイントへ行こうとしたものの、2m弱の積雪の壁によじ登ることが出来なかったため断念。。
このポイントは雪が振り始めのタイミングで訪れるべきなんでしょうな・・・。
こういう撮影の難しさは雪深い撮影地あるあるだったりします。
奥入瀬渓流の遊歩道
今回の旅の目的であった奥入瀬渓流。
ロケハンと撮影を2日間に分けて行った撮影でした。
渓流に行ける場所はいくつかあったのですが、雪深くて断念した場所も何箇所か・・・。
とは言え、じっくり渓流の道沿いを歩けたのもこの時期だったからこそなので、今回訪れてよかった。
肝心の撮影場所は奥入瀬渓流にいくつかある「〜の流れ」の1つになります。
八戸港にて撮影
最後は八戸の町にある港にて撮影。
夕方の時間帯というのもあって西日が差し込む感じがキレイでした。
ここは帰り際での撮影だったために、もうちょっと時間設けて撮りたかったなぁ
冬のポートレート撮影で気をつける点
そんなこんなで3日間かけて行ってきた青森の雪ポートレート撮影。
出てくる写真は関東県民からすると感動ばかりでしたが、それと同時に大変さも感じた撮影になりました。
想像以上に寒さとの戦いでした。 寒さに耐えれなくなるとどうなるかというと、以下な感じです。
・時間が経つにつれてモデルさんの表情が固くなる
・写真を確認する側も寒さに耐えれずに、いい加減なチェックになる
・思考が停止する
これらを脱却するには定期的に休みを挟むのと、始まりと終わりを明確にするのが大事だと感じました。
一番やってはいけないのはロケハン兼ねてダラダラ撮るパターン。
二日目にそれをやってしまい、後半は殆ど使えない写真ばかりでした。
反省して三日目には取り組めたものの、振り返りをしてなかったらおそらく撮れ高は少なかったです。
一人で撮影行く分にはまた撮り行けばいいだけですが、チームで動く場合、それが中々叶いません。
ポートレート撮影はカメラマン的な撮り方が求められるなと改めて感じた撮影になりました。
まとめ
以上が今回の雪ポートレート撮影の記事になります。
関東県民からすると雪景色は大変キレイなのと同時に、大変さが伴うものだと改めて感じました。
特に複数名での撮影になる場合、体力と気力の戦いになってきます。
モデルさんは勿論のこと、自分自身も大変疲れる場面が出てきます。
いかにチームで攻略をしていくかが、この複数名でのポートレート撮影で大事なことなのかなと学びになりました。
この経験と学びを生かして、また次の撮影につなげていければと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
それでは、また。