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Taka0610
Travel Photographer
千葉を拠点に国内の撮影地へ奔走する写真ブロガー。国内最高峰のフォトコンテストを始め、海外の最高峰フォトコンテストでも入賞歴有り。当サイトでは実力派写真ブロガーであるTaka0610の活動記録をメインに運営しております。撮影地情報や、機材レビュー、写真家活動など、役立つ情報を配信しております。
写真販売を始めました!

SONY α9 を購入!α7シリーズと比較して気づいた事など書いてみる

α7R3を2019年の4月に購入、そして今回(2019年12月)にα9を購入しました。

流石に新品を購入する財力は無かったため、SEL24105GやテレコンX2などとトレードオフで購入。トータル的に8万弱の買い物に落ち着きました。すごいよマップカメラさん。

なぜ今更α9なのか、なぜ再び2台体制の構成にしたのか、そしてα9のオートフォーカスはどうなのか、そこらへん触れて書いてみたいと思います。

α9が気になっている方の参考になればと思います。

目次

なぜ今更α9を購入したのか

なぜ今更α9を購入したのかといいますと、単純にポートレートや動物など、動き物を撮る機会が増えたからです。α7R2を持っていたときからポートレートや動物を撮影する機会がありましたが、ピント合わせが一番大変でした。

そして撮りたいシーンで撮ったものがピンぼけという屈辱を味わうわけです。なんのために天候を予測したり、日程調整までして行った撮影地でピントが合わない写真を量産して空振りをしているのか。肝心な撮影場面でシャッターチャンスを逃すのは致命的です。

今後の撮影を考えたら必要性を強く感じました。

もちろんフィルムカメラを使用していた時期もあるので、マニュアルフォーカスに関しては抵抗はありません。ただ、今の時代、動き物に対してマニュアルフォーカスで頑張るのはナンセンスだなと感じた話です。

動き物に対してのシャッターチャンスを逃さないためにα9を選んだ、そんな感じでしょうか。

そして2台体制が再び必要になった

実は過去に1度、2台体制だった

以前、α7Sとα7R2の構成を持っていた時期があったのですが、ある理由をきっかけにα7Sを手放しています。

それは2台体制で風景を撮るとフィルターワークが難しいという点です。特にマジックアワーのタイミングなんかはフィルターワークをガチャガチャ行うわけですが、2台体制で行うと必然的にカメラ周りでガチャガチャしだすわけです。

そうなると目の前の風景に集中出来ないため、本末転倒です。そういった場面を何度も経験したのもあり、気がついたらα7Sは手放していました。

結果的に撮影に集中、シャッターシーンを逃さないようにするには1台体制で集中するという結論に至ります。

そんなこんなで3年ほど1台体制で頑張っていたわけでですが、2019年のあるきっかけを通じて再び2台体制へ意識が向いていきます。

星景撮影、真冬の撮影を通じて感じた2台体制の必要性

星景写真は2台体制で撮影すると効率的

一度は辞めてしまった2台体制、再び必要性を感じたのは2019年で行った星景の撮影と真冬の動物撮影の場面でした。

特に星景写真の場合、長秒露光を行うとカラーノイズ(現像では消せないノイズ)が出てくるわけですが、それを解消してくれるのがカメラ内で行われる長秒露光ノイズ処理です。しかしこの長秒露光ノイズ処理を行うと、露光した分カメラが使えなくなります。例えば30秒でシャッターを切った場合、30秒ノイズ処理が行われます。つまり1度に倍近く時間がかかるわけです。

特に1枚目の写真の様な軌跡を撮る撮影を行う場合、6分の露光をしているため、トータル12分間何も出来なくなります。しかし2台体制だと交代で撮影を行えば、

1台目:ノイズ処理

2台目:シャッター or 構図調整、レンズ交換

という流れになるため大分ムダが減ります。こういったバルブで1発撮りの時、2台体制だとかなり効率的です。

星の撮影は1度の露光時間が長いため、気がついたら時間が経っている事が殆どです。

レンズ交換が大変な真冬の撮影時にも2台体制は効果的

以前撮影した真冬での撮影シーンからの1枚です。

α7R2のオートフォーカスだと被写体の手前の雪にピントがあって使い物にならなかったため、MFで置きピン撮影です。とは言いつつも、ピントの打率を考えたらこの1枚撮れたのはある意味、奇跡の1枚です笑

この日は大荒れで、運転道中ホワイトアウトになるような感じだったんですがその中で動物を撮影することが増えてきました。

オートフォーカス性能の良いカメラもそうですが、何よりレンズ交換が猛吹雪の中だととても大変です。特にセンサーむき出しのα7では厳しいものがあります。

林の中に入って吹雪を避けながらレンズ交換してたのですが、その間に幾度となくシャッターチャンスは逃してたのでした・・・。

こういった真冬撮影の機材に対するストレスを解消するには2台体制が必要になってくるという答えに辿り着いたわけです。

年末年始、北海道に行くため色々試していきたいと思います。

α9の使用感

オートフォーカス(AF)について

そんなこんなで必要性を感じて購入したα9。強みであるオートフォーカス(AF)は実際どうなの?ってところに触れてみたいと思います。

テスト撮影兼ねて夜景ポートレートで実戦投入してみましたが、基本的なフォーカス速度は α9>α7RⅢです。もうねα7RⅢとは別物です。

AF-Cモードにすることで秒間60回の演算が行われてるので、常にフォーカスに対する動きが続きます。

この演算回数はα7Ⅲやα7RⅢなどとは圧倒的に違うとのことです。そのためα7シリーズのフォーカスに対する動きを整理すると、

 α9>>>α7Ⅲ>α7RⅢ

という感じに落ち着きそうです。

ただ夜景ポートレートとなるとα9でもフォーカスに迷いが出てきます。コレはα7RⅢよりかは頑張りますが、完璧にフォーカスは合いません。

α9の真価が出てくるのは夜景のオートフォーカス(AF)より、日中の動き物に対するオートフォーカス(AF)かなと。

つまりα9とα7シリーズのオートフォーカス(AF)に関して整理すると、

・α9は演算回数が圧倒的に多いため、真価が出てくるのは位置が変わり続ける動き物に対してのオートフォーカス(AF)の動き

・暗所に対するオートフォーカスの性能は同じ画素数のα7Ⅲと差は感じられない

ってところでしょうか。

暗所でもバシバシフォーカスが合えば最高のカメラだったんですが、コレばかりは一眼レフでも難しい分野です。初心に戻ってマニュアルフォーカス(MF)でやりくりしていきたいと思います。

まとめ

以上が今回購入した α9 の個人的な所感になります。

α9を購入する前にレビューを色々読みましたが、全然参考になる記事がなかったのと、実際α9と比較した機種を触った(今回で言うならばα7RⅢとα7Ⅲ)上で比較した記事が殆どありませんでした。

スペックを並べて比較しただけではわからない、実際撮影に行ってる身が感じたリアルな内容を書いたつもりです。

α9を購入検討している方に役立つ記事になれればと思います。

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