こんばんは。
2018年も残りあと少しとなりましたが、2018年は本格的にフィルムカメラを始めた年となりました。フィルムの影響もあって、モノクロでの風景撮りだしたのも今年からでした。
色々と作風に変化が出てきた2018年、今年よく使ったフィルムTOP3をご紹介していきたいと思います。
2018年、フィルムカメラを始めたときの記事はコチラ
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2018年、使ったフィルムの本数は43本
2018年、使用したフィルムの総数は43本でした。使用の内訳は以下の通りになります。
【カラーネガフィルム】
・使用本数 24本
・使ったフィルムの種類 10種
【モノクロネガフィルム】
・使用本数 13本
・使ったフィルムの種類 8種
【カラーリバーサルフィルム】
・使用本数 6本
・使ったフィルムの種類 3種
【合計】
・使用本数 43本
・使ったフィルムの種類 21種類
フィルムの良さを活かした撮影を・・・と考えながら使った結果、ネガフィルムが多かった結果となりました。総本数43本に対し、使ったフィルムの種類は21種類という数字を叩き出す辺り、フィルムの種類の多さが目のあたりにできるかと思います。
多いか少ないか定かではありませんが、月平均3~4本の使用数。飼っている犬をメインの被写体とし、出先のスナップ撮影が被写体として多かったです。
1年フィルムを使用した結果、大体ですが自分の好みのフィルムが出来てきました。来年は限られた種類のフィルムをベースに作風を落ち着かせて、作品と言えるモノに昇華していきたいです。
そんなこんなで今年使ったフィルムTOP3を振り返っていきます。
2018年よく使ったフィルムランキング
第三位 Kodak Ultramax ・・・ 使用本数4本
2018年愛用したフィルム第三位はKodak社が販売しているウルトラマックスでした。使用本数は36枚撮りを4本。144枚分のシャッターを切った形になります。
このフィルムを使ってみて感じたのがKodak独特の青みの表現と、黄色の光を沢山拾って発色がすごいということ。特にウルトラマックスの夕焼けスナップ写真は個人的に好きです。どちらの表現も写真にうまく捉えられたので、写真に続きます。
浅草スナップ撮影
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
Kodak Ultramax
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
Kodak Ultramax
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
Kodak Ultramax
春頃に撮影した浅草スナップの写真達です。FUJIFILMとは違う、Kodak独特の青みが1〜2枚目にうまく収まってるかなと思います。
また3枚目はネガフィルムの特徴であるダイナミックレンジの広さが捉えられてます。白飛びする勢いの空の色がうっすら水色調に捉えられており、ネガの柔らかさと伴った1枚かとおもいます。
最近、所属しているフィルム会の例会で、紅葉をネガフィルムを使って逆光気味に撮影した写真を見たのですが、構図内がとても色鮮やかに仕上がってて素晴らしかったです。こういったダイナミックレンジを活かした撮影はネガの良さだったりします。
夕焼けスナップ撮影
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
Kodak Ultramax
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
Kodak Ultramax
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
Kodak Ultramax
コチラも春頃に千葉の原岡海岸で撮影。被写体は記念撮影を頼まれて仲良くなった女の子達です。この日は雲ひとつ無く、比較的光の強い夕焼けでした。夕焼けのオレンジ色をよく拾ってる、そんなシーンかと思います。
このKodakの夕焼けこそ正にTHE・夕方って感じで、黄色を基調として仕上がってるのが個人的には好みだったりします。
正にフィルムの良さを活かした写真かなと思います。
第二位 ILFORD XP2 SUPER 400 ・・・ 使用本数 7本
2018年愛用したフィルム第二位はイルフォード社が販売しているILFORD XP2 SUPER 400でした。使用本数は36枚撮りを7本。252枚分のシャッターを切った形になります。
このILFORD XP2 SUPER 400の大きな特徴してはカラー現像液で現像が出来るということ。つまりカラーネガと同じタイムスパンで現像が出来るため、非常に便利なモノクロネガフィルムだったりします。
通常、モノクロネガフィルムを現像する場合、リバーサルフィルムと同じ外注になってしまうため返却されるまでに時間がかかります。お世話になっている大川屋(プリントラボ)ですら3日はかかります。
しかしこのILFORD XP2 SUPER 400ならば、その日に確認が可能となります。取り敢えずモノクロネガを試したいならオススメのフィルムです。
描写としては固め、コントラスト高めな感じです。イルフォード社の出す他のモノクロフィルムとあまり差は無い気がします。
2018年、一番撮影した愛犬りぼん
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
ILFORD XP2 SUPER 400
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
ILFORD XP2 SUPER 400
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
ILFORD XP2 SUPER 400
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
ILFORD XP2 SUPER 400
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
ILFORD XP2 SUPER 400
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
ILFORD XP2 SUPER 400
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
ILFORD XP2 SUPER 400
この1年、フィルムカメラで一番撮影したのが愛犬りぼんでした。室内でISO400は正直辛いレベルです。135mmのレンズを使う日にはミニ三脚が出てくる勢い\(^o^)/
何もわからずFUJIFILMの廃盤となったモノクロフィルム ACROSS100で撮影してた頃が懐かしい・・・。
個人的な感想ですが、室内(自宅)で犬を撮影するならば最低ISO800は欲しいところ。光量が厳しい場面ではイルフォード400 XP2を増感して使用しています。
馬も撮影した
Nikon FM3A Carl Zeiss Apo SonnarT*2/135mm ZF.2
ILFORD XP2 SUPER 400
Nikon FM3A Carl Zeiss Apo SonnarT*2/135mm ZF.2
ILFORD XP2 SUPER 400
Nikon FM3A Carl Zeiss Apo SonnarT*2/135mm ZF.2
ILFORD XP2 SUPER 400
初めてフィルムでネイチャーを撮影したのがコチラの写真達。この日は大雪警報で、ガッツリ機材が濡れるという始末。レンズは防塵防滴仕様だったのですが、ボディのFM3Aは非防塵防滴仕様\(^o^)/
タオルで包みながら撮影してたのを写真を見ることで思い出されます・・・。
そして撮影当時、頭によぎったのが被写体たちの繊細な面を撮りたかったという点。動物の繊細さ、雪の細かい描写が見事にイルフォードのフィルムにマッチしているかなと思います。逆に人物の撮影では向いてないのがイルフォードの特徴かなと。
ネイチャーや町並みを撮るのに適したフィルムがこのイルフォードシリーズだったりします。
風景も撮影した
Nikon FM3A Carl Zeiss Apo SonnarT*2/135mm ZF.2
ILFORD XP2 SUPER 400
2018年はモノクロフィルムで風景撮るのにも挑戦しました。とはいえ、ILFORD XP2 SUPER 400で風景撮影したのはこの撮影地のみ。
他はILFORD100だったりILFORD50を使って三脚利用しての撮影となります。NDフィルター等用いてのガチ風景撮るならばISO低い方が色々と融通が利いたりします・・・。
風景撮るならば、ILFORD100、動物とか撮るならばILFORD XP2 SUPER 400に流れそうです。
第一位 FUJI COLOR C200 ・・・ 使用本数8本
2018年愛用したフィルム第一位はFUJIFILM社が海外向け生産し販売していたC200でした。使用本数は36枚撮りを8本。288枚分のシャッターを切った形になります。
このC200の大きな特徴しては海外向けに生産された製品の逆輸入版ということ。
フィルムの描写で言うならば、発色が良くてザラ付きも少ない、撮影場所も選ばない、バランスの良い優秀なフィルムという点。
現在は少し値上がり400〜500円ほどで購入出来ます。現在購入出来るフィルムの中ではかなり安価な部類にはいるのがこの富士フィルムのカラーネガフィルムC200です。
35mmのみ販売されています。海外から逆輸入されているので、箱の表示は英語となります。
いつもフィルムカメラ装填されているフィルムがこのC200だったりします。
旅情スナップ
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
Fuji Color C200
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
Fuji Color C200
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
Fuji Color C200
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
Fuji Color C200
北海道の根室で撮影した写真と大分県 佐賀関町で撮影したスナップ写真達です。何気ない写真ですが、見ることで当時が蘇ってくる、そんな写真です。
思い出として、記憶として残すには丁度良い描写なのがこのC200のフィルムの良さなのかなと思います。
佐賀関撮影記事はコチラから
キツネも撮影した
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
Fuji Color C200
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
Fuji Color C200
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
Fuji Color C200
北海道の道東に旅行へ行った際に撮影したスナップ写真達です。人生初キツネは野付半島で出会った迷いキツネでした。。。
人馴れしており、ノロノロ動いてたので被写体としては最高な子でした。
カラーでも撮影しまくった愛犬りぼん
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
Fuji Color C200
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
Fuji Color C200
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
Fuji Color C200
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
Fuji Color C200
Nikon FM3A Carl Zeiss Milvus1.4/50 ZF2
Fuji Color C200
そしてカラーネガでも一番撮影した被写体は愛犬りぼんでした。3枚目では室内の電気の色を沢山拾ってしまって、肌などに色被り(黄色)が発生してます。フィルム全般に言えることですが、電球の色は拾ってしまうので極力白を貴重とした電球下以外では撮影しない方が無難かもしれません。
そして夜の室内でISO200しかないのに、りぼんを撮影してる過去の自分すげぇなぁと勝手に感動してしまっている自分が居ます。恐らく50mmレンズでシャッタースピード10分の1とかそういうレベルです\(^o^)/
今じゃとても考えられない設定の撮影をゴリゴリやっていた感じです。
簡単に撮れないからこそ、当時のシーンなどを写真見るだけで思い出せる。それがフィルム写真の魅力かもしれませんね。
まとめ
今年撮影したフィルム写真の振り返りを「良く使ったフィルム写真は?」という切り口で行ってみました。
フィルムの特徴を知るには、やはり何本も使って色々なシーンを撮り比べしないとわからなかったりします。一般的にフィルムは太陽光の下で撮影するのを前提に作られているため、光の種類によって色味だったりが変わってきたりします。
フィルムの特徴を把握した上で、撮影する環境下ではどのような描写になるだろうか?と疑問を持った上でフィルムを使用していくとまた変わってくるかと思います。
今年は幅広くフィルムを使用してきましたが、来年は自分の愛用フィルムだったりを設けて積極的に作品と呼ばれるレベルの写真を収めていきたいです。
今回ご紹介したフィルムたちはコチラ
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