今回紹介するのは最近出てきた角型フィルターのブランド、Haida の角型フィルターの購入記事になります。
Lee、Nisi、KANI、Haidaと角型フィルターの市場もだいぶ成熟してきてると思います。
だいぶ前にNisiの角型フィルターを購入したにも関わらず、何故今再び角型フィルターシステムを新調したのか。
導入までの過程や使い勝手等、色々書いていきたいと思います。
ゆるりとお付き合いくださいm(_ _)m
(今回画質については割愛します。色かぶり以外はどちらも大差がないという結論です。)
角型フィルターシステムを導入した背景
自分が本格的に風景を撮りだしたのは2016年からになるんですが、その時表現の一つとして長秒露光を意識しだしました。
特に空や滝、海辺などの動きあるものを長秒で流したい。きっかけはそんなところです。
また光の反射を抑えたかったのもありPLフィルターとNDフィルターを組み合わせて使う方法を模索した結果、角型フィルターシステムに辿り着きました。
そんなこんなで2016年2月に角型フィルターシステムを導入しました。
角型フィルターのブランドで当時一番勢いがあったのはNisiという中国のブランド。
自分もその波に乗っかるべく2016年にNisiの角型フィルターシステムを購入しました。
初めての角型フィルターシステムとしてはとても良いものであり、2020年までずっと使い続けてきました。
ただ、CPLの操作面やホルダーの設置等、不便に感じる部分も多く、「撮影ストレスの無い道具を使う」というモットーがあるため、角型フィルターシステムは刷新したいとずっと考え続けてました。
そして2020年、ついに今回Haidaフィルターを購入するわけです。
Haida というフィルターブランドについて
Haidaは2007年に中国のNingboに本社を設立して以来、様々なタイプの光学フィルターの研究開発と製造に注力し、プロの写真フィルターと映像用フィルターを中核としたハイエンドの製造およびブランドマーケティング企業です。
Haidaは特にヨーロッパ及びアメリカ市場を中心に、世界中40か国以上に独自の流通ネットワークを持っています。Haida製品はプロのフォトグラファー、写真愛好家だけでなく写真雑誌に高く評価され、多くのファンに愛されているフィルターブランドです。
Haidaの開発チームは革新的な製品とサービスを世界中の写真家と写真撮影を愛するフォトグラファーたちに常に提供しています。
Haida(ハイダ)とは
日本ではまだ浸透のないHaidaというブランドですが、海外ではだいぶ知名度があるみたいです。
日本での主要販売代理店はHakubaの模様。とはいいつつも、ヨドバシカメラや、Amazonでの販路も存在します。
Haidaフィルターの大きな特徴としてはドロップインという円形フィルターが使用できるところ。
既存の角型フィルターだと両手を使って操作しないといけないところを、ドロップインだと片手で操作が可能です。
またHaidaのドロップインフィルターはただのCPLだけでなく、CPL+NDの効果も付随したスグレモノもあります。
片手で装着できる操作性、そして種類豊富なドロップインフィルター、Haidaの魅力にどんどんハマっていきます。
普通の角型フィルターシステムだと難しい撮影場面にぶち当たった
2年前に撮影したとある場所の滝になります。滝の裏側に周り、大量の水飛沫を浴びながらの撮影。
1枚目は何もしない状態での撮影、2枚目は色々駆使した状態になります。
2枚目の写真を撮るには水に濡れている箇所の反射を抑えるのと、水の動きをスローシャッターにする必要がありました。そのためPLフィルターとNDフィルターを用いました。
しかし2枚のフィルターの隙間からは水しぶきが入り込み、撮影するたびにフィルターを外して水滴を取り除いてという何ともまぁ大変でした。
結果的にNDを外してPLフィルターのみで撮影したのですが、かなり絞る必要があったため、回析減少が起き、解像度が落ちてたりと中々苦労した写真です。
ココで再びリベンジするにはNDとPLのフィルターをどうにかする必要があったのでした。それを解決してくれるのが今回購入したHaidaのドロップインフィルターになります。
今回購入したHaidaのフィルターシステムについて
今回は既存のフィルターシステムに付け加えてHaidaのシステムを構築した形になります。
以前使用していたハーフNDフィルターなどはそのまま使えるため、現状維持。
逆にNDフィルターはNisiとの互換性がなかったため、新調した形になります。
このようにHaidaのフィルターホルダー側には起毛があります。コレは光の漏れを防ぐもの。
角型フィルターにはそういったものがフィルター側、もしくはホルダー側についてるわけですがNisiとHaidaはそれぞれ逆についてます。
整理すると以下な感じ。
【ホルダー側に起毛がついてるブランド】
・KANI
・Haida
【フィルター側に起毛がついてるブランド】
・Nisi
ココでいいたいのはNisiユーザーの場合、Haidaを装着するにはNDフィルターの買い直しが必要ということです。
KANIに関してはハーフNDフィルターしか持ってないため、全てのフィルターの装着検証が出来ていません。
厚さの問題もあるので一概には言えませんが、相性は良さそうな気がします。
そんなこんなで自分の新しいフィルターシステムは以下の構成になりました。
【ホルダー】
・Haida M10
・Haida M10 アダプターリング 82MM
・Haida M10 アダプターリング 77MM
・Haida M10 アダプターリング 72MM
【フィルター】
・Haida ドロップイン C-PL + ND0.9(8x)
・Haida 角型フィルター レッドダイヤモンド ND1.8 (64x)
・Haida 角型フィルター レッドダイヤモンド ND3.0 (1000x)
・KANI SOFT ND 0.6 Filter 150×100
・KANI SOFT ND 0.9 Filter 150×100
ハーフNDはKANI製、残りのフィルターシステムはHaida製という構成です。
これから秋口にかけて滝を撮る機会が増えるので、色々テストしていきたいと思います。
α7に角型フィルターを装着してみた
Nisi
Nisiの角型フィルターを装着するとこんな感じ。フィルターホルダーには3枚の角型フィルターと専用のCPLフィルターを着けることが可能です。
ただ操作性の部分もあってCPLを着けることはありませんでした。約4年間使い続けたシステム、色々キズ等ついてます笑
Haida
そしてこれから使い続けていく予定のHaida製角型フィルターシステム。
ドロップインフィルター1枚、角型フィルター2枚を使うことが可能です。Nisiよりかは1枚少ない結果となりましたが、そもそもそんな着けたこと無いのであまり気にしてません。
特筆すべき点はやはり画像3枚目のドロップインフィルターでしょうか。
今回購入したドロップインフィルターですがCPL+ND0.9と滝を撮るには最高の減光具合です。
これ1枚で滝撮影がスムーズになると考えると、これからの撮影が楽しみです。
まとめ
以上が今回購入したHaidaの角型フィルターシステムの流れになります。
Haida独自のフィルターシステム、ドロップインフィルターにベタぼれした結果の購入でした。
短い期間ですが装着してみた結果、とても満足してます。
あとはこれからの撮影シーズンどのように使っていくかで色々と気がつく所がありそうです。
また時間おいてから再びレビュー出来ればと思いますので、引き続き宜しくお願いします。
それではご拝読ありがとうございましたm(_ _)m