今回紹介するのはフィルターメーカー H&Y から出ている Revoring と呼ばれる機材です。
特徴としては1つのフィルターを様々なレンズに取り付け可能な革新的な可変式ステップリング。
いつも角型フィルターを使用してるのですが、PLフィルターだけササッとセット出来ない場面が多く、シャッターシーンを逃した場面がチラホラ・・・。
かと言って円形フィルターを持ち運ぶのも荷物が増えたり、また常に付替えを忘れてしまうとあのレンズにPLフィルターがついたまま!!という何とも間抜けな場面に遭遇です。
今回この問題を解消すべく導入したH&Yのフィルターシステム Revoring をレビューしたいと思います。
以下、記事に続きます。
導入前のフィルター関連にあった問題
主なフィルター関連の課題は3つ
2023年6月現在、自分が使っている機材は主にFUJIFILMの機材で、ボディはX-T5でレンズは単焦点とズームレンズ。
フィルター経は58mm-77mmがメインです。
58-77mmのフィルター経ってのがミソで、今まで持っていた82mmのフィルター関連が一気に使えなくなるという。
また今回単焦点関連が58mmスタートなのもあって、新たに円形フィルター関連を購入する必要が出てきます。
現在は角型フィルターを取り付ける形で、対応中です。ただ、その中でも課題はいくつかあります。
主な課題は以下の部分。
- いちいち角型フィルターを装着するのが大変
- 58-77mmの円形フィルターを揃えるのは結構大変&収納が出来ない
- 円形フィルター、角型フィルターを常に持ち運びするのは大変
正にこの部分に落ち着きます。
機材のスリム化を図るべく、APS-C機材にシフトしたのに・・・。まさかのフィルター関連で荷物が増えるというオチです。
それぞれの解説に続きます。
- 1. いちいち角型フィルターを装着するのが大変
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えーこれは角型フィルターユーザー一同に言える部分ではないかと思います。
レンズにホルダーリングを装着して、ホルダーを装備して、PLフィルターを装着して、角型フィルターを装着する。
文章にするだけでも長いように、結構手間がかかります。またPLフィルターだけ使いたいとなっても、ホルダーまで装着が必須になります。正に手間おぶ手間。
- 2. 58-77mm円形フィルターを揃えるのは大変
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自分は現在FUJIFILMのXFマウントシリーズを利用しており、特徴としてはフィルター経が小さくコンパクトな機材が多いです。
ただ、単焦点でもフィルターシステムを揃えるとなると結構大変で、今のFUJIFILMの機材構成だと恐らく4種類程揃えないといけません。
正直無理です。
てことで、フルサイズシステムを手放してる今は、改めてAPS-Cのサイズ感覚でフィルター関連を準備しないといけません。
- 3. 円形フィルター、角型フィルターを常に持ち運ぶのは大変
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上の1-2で話したように、角型フィルターと円形フィルターそれぞれ準備するのはとても労力がかかります。
せっかくフルサイズ機材の重たい呪縛から逃れられたのに、まさかのフィルターシステムで重量がかかるというオチ。これを脱却しないとと思った次第。
円形フィルター、角型フィルターはどっちも長所と短所が存在します。そしてそれらの問題をすべて解決しようとなると、必然的にどっちのフィルターも持ち運ぶことになるのですが、まぁ大変です。
これらの課題をまとめて解決できるフィルターシステムは無いものか・・・と調べてたらたどり着いたものがあるので紹介したいと思います。
今回導入したのは H&YのRevoring システム
Revoring MRC CPL Filter 58-77mm
今回購入したのはH&YのRevoring シリーズ のCPL Filter 一体型のタイプです。
思い切って導入した背景は
円形PLフィルターをスムーズに様々なレンズに付け替えをしたかったから。
この一言に付きます。56mmから77mm のレンズを使用している自分からしてみたら、この機材一つで様々なレンズにPLを付け替えられるのは大きなメリットです。
開封の儀
梱包関連はシンプルで、保管用にしっかりポーチが付いてるのはGood
取り回し関連は良さげです。
実際の操作感について
このようにRevoringをCPL側とホルダー側を固定して回すことで、フィルター経のコントロールが可能。
左下に出ている銀色のつまみをもって回すことで、CPLの効果が発揮します。つまみを持って半周させると効果が1周する感じ。使い心地はGoodです。XF11-24mm(換算16-36mm) の超広角レンズにもケラれる事なく使うことが出来ました。
Revoringと一緒に購入したモノ
Magnetic ND for REVORING 58-77mm 16と400
PLフィルターとセットでつけたいのがNDフィルターの存在。
実はこのRevoring CPLにはNDフィルターが装着可能です。
マグネットタイプでかっちり固定されるので使い勝手は抜群。
開封の儀
NDフィルターの裏面をCPLの表面に装着するイメージです。
マグネットで装着するのですが、吸着は抜群で、むしろ取り外しが難しいくらい。
誰か外すコツ教えてください/(^o^)\
Revoring CPLとNDフィルターを使用してみて
この手のフィルターって重ねて使うと広角側がケラれやすいのですが、77mmのホルダー経に対し、フィルターがしっかり大きく作られてるので余程の事無い限りケラれません。(恐らく82mmくらいの経?)
またCPLが標準装備との事で、薄めに作られてるのもGood。
あとはセットがスムーズです。今のところ3回撮影に使ってますが、機動力は抜群。
ササッとNDとCPLが装着できるのって意外と大きな差です。今後の撮影を通じてそこをより体感したいと思います。
また角型フィルターとの関係ですが、実はこのH&Y Revoringは拡張性があります。
追加でパーツを購入することで、今回のシステムを拡張。角型フィルターとホルダーがセット可能です。
H&Y Revoring Swift システム
自分が今回購入したのは赤枠の左2つ、右3つを追加購入することでシステムの完成です。
総合的な荷物の度合いが気になりますが、問題は角型フィルターの部分ですね。
恐らくHaidaのフィルターを継続して使いつつ、マグネットタイプのフレームを購入して運用かな。
コーティングや色かぶり、堅牢性を考慮すると角型フィルター自体はHaidaが現在もベストバイです。
まとめ
以上がH&YのRevoring使い勝手が良かったレビュー記事になります。
改めてH&YのRevoringシステムをまとめると、
スムーズに様々なフィルター経でCPL フィルターとND フィルターをつけ回せるのと、拡張次第で角型フィルターも装着可能という万能具合。
今回はRevoringのCPLとNDを購入する形で終わりましたが、継続して買ったSWIFTシステムも届き次第レビューしたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
それでは、また。