この記事では自分が現在進行系で使っている機材のご紹介をします。
2019年4月に機材の刷新をしたため、改めて今回記事にしてみました。
前回更新した記事はこちらから。
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自分が機材に求めてるのが描写と持ち運び易さの2点。
また自分の好きな道具を使って何かに打ち込みたいという想いがあるため、必然的に道具として愛用できるかどうかも含めてトータル的に判断してます。
メジャーな構成は避けたがりですと言いつつ、最近α7が人気のためメジャーな構成路線に流れつつあります\(^o^)/
とまぁ機材に対する考えを綴ったところで、以下機材紹介に続きます。
デジタルカメラ(メイン機)
レンズ4本、ボディ1台の構成です。内訳は単焦点2本、ズームレンズ2本。2019年4月にボディを刷新したのと、レンズ1本購入した形となります。
機材構成の構築にはかなりの時間費やしてきました。特に自分の得意な焦点距離、自分がどんな被写体を追いかけていきたいか、そこら辺はかなり吟味したと思います。
そういった背景もあり、これらの機材はこの数年戦える機材構成だと自負してます。
SONY α7R3 + VG-C3EM(バッテリーグリップ)
2019年4月に購入。メインの機材であるSONYのミラーレス一眼 α7R3です。
2年半使用してきたα7R2に不具合が発生したのと、修理へ出してる暇が無かったため、急遽後釜として購入。
α7R2でダメダメだった、AF精度・フォーカススピード・バッテリーの持ち・カードへの書き込み等、全てがクリアーとなった形となって戻ってきました。
カメラの機材として安心して使える機材だと思っています。この機材ならば長期的に使えると感じ、SONYストアの5年保証もつけちゃいました。
5年、10年と長く使っていきたい機材です。
またグリップの関係上、バッテリーグリップも購入。バッテリーの持ちは前機種の2倍のため、厳冬期の撮影にも十分耐えてくれそうです。
過酷な撮影旅が楽しみで仕方ない。
また高画素機であるα7R3、高感度耐性もあります。α7S と同等か、ちょっと劣る位です。裏面照射型センサーは伊達じゃない。
ハイスペックなセンサーなだけに、レンズに求められる性能も高いのが玉に瑕。
SEL1635GM
2017年8月に購入。SONY製のF2.8通しの16-35mmレンズです。
一言で言うならばTHE・優等生レンズ。
風景を軸に、夜景、星景でも頼りになるレンズ。単焦点に負けない解像度もあり、逆光耐性もあり、まさに現代のレンズのテクノロジーが集まったレンズであると言い切れる素晴らしいレンズです。
α7R3の性能をフルに引き出せる素晴らしいレンズでもあるんですが、優等生過ぎて、逆に癖がないのがちょっと面白くないかも。
SEL50F14Z
2017年2月に購入。カールツアイスが指定する規格でSONYが開発したレンズになります。
描写もさながら逆光耐性も良く、何より絶妙なコントラストでの描写が素晴らしいレンズになります。
ポートレートレンズと呼ばれる50mmですが、50mmの画角が自分に合ってるらしく、風景でもガンガン使ってます。正に勝負レンズ。
SEL135F18GM
2019年4月に購入。今回新たに導入した単焦点レンズ。
フィルムカメラ時代に愛用していたCarl Zeiss Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2 と同等の焦点距離と明るさを備えてます。
フィルムカメラ時代から使っていた焦点距離のため、使い勝手は身体でよく理解していたモノだったのと、何より2018年末からポートレートも撮り出したのが大きいかな。
スナップ、ポートレート、動物撮影に持ってこいの機材です。
因みに2ヶ月使ってみた感想は、色乗りとコントラストと解像度とボケがやばい。
他のGMレンズより色が乗る気がします。ざっくりした使用感ですが、ホントこの言葉のままです。135mmの画角が合うなら是非オススメしたい1本。
SEL70200GM
2017年8月に購入。SONY製のF2.8通しの70-200mmレンズです。
X2のテレコンバーターを使うことで最大400mmのF5.6通しで撮影が可能に。
描写も、逆光耐性も、ボケも素晴らしいレンズです。SEL1635GMと同じく、優等生過ぎて何か物足りないというレンズ。
とはいえここ1年で一番出番があるレンズです。SEL100400GMがちょっと気になるこの頃。
因みにSEL135F18GMとの棲み分けとしては被写体で分けてます。風景で望遠域撮る時は基本SEL70200GM。スナップ、ポートレート撮影の時はSEL135F18GMを使う方向です。
風景撮影するならばやっぱりズームレンズのが何かと都合が良いとココ最近改めて感じてます。
SEL20TC
2017年8月に購入。SEL70200GMに装着できる2X テレコンバーター。
日常で使うならば問題はないが、解像度が求められる夜景等に使うにはちょっと厳しいところ。
テレコン + クロップモード(APS-C)で使うことにより、最大600mm換算での撮影が可能に。正に間に合わせの装備。
デジタルカメラ(サブ機)
RICOH GR3
2019年6月に購入。RICOHから出されている最高のスナップシューターと呼び名の高いGR3です。
手のひらサイズに対し、APS-Cのセンサーサイズ、2400万画素、28mmのF2.8と明るいレンズ。そして手ぶれ補正が搭載されたびっくりカメラです。
顔認証もあったりとなんでも詰め込まれてるこのカメラですが、200枚ちょい撮影すると空になるバッテリー持ちと、AFが頼りにならないのと、MFが目測距離でしか設定出来ないということ。スナップ前提の撮影スタイルとなっているため持ち主を選びそうな機種ではあります。
雨上がりの都内徘徊とか楽しそうなので、仕事帰りに活躍することに期待。
カメラザック
F-STOP Loka UL
2017年2月に購入。風景写真家ではお馴染みのF-Stop シリーズを使っています。
自分が使っているのはその中でもLoka ULと呼ばれる最軽量タイプです。37Lの容量に加えて、1kg切る重量感のタイプです。日本の代理店経由では手に入らない代物のため、海外から直接輸入してます。
使って2年経ちましたが、風景写真を撮るにあたって必要な構成、及び衣類など入るため重宝しています。F-Stopシリーズのカメラザックの大きな特徴としては背面にカメラ用の仕切りがあり、そこにカメラを入れられるのと、カメラの形が崩れないよう金具が配置されているところ。
カメラザックの形が崩れないのは大きな購入ポイントとなりました。他メーカーも比べてみましたがやはり使い勝手はダントツでF-Stopです。風景写真家にオススメの1品です。
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角型フィルターシステム
風景写真家には必要な角型フィルターシステムも使用しています。角型フィルターもここ数年色々なメーカーが増えていきました。自分が所有する角型フィルターシステムは NiSi をベースに3つのブランドで構成されています。
ホルダー:NiSi 100mmシステム
2016年12月に購入。ホルダーはNiSi製品の100mmシステムを利用してます。
いわゆる出目金タイプじゃないレンズがこの100mmシステムに該当します。最大3枚の角型フィルターとCPLフィルターを重ねて撮影することが可能で、広角でもケラレなく撮影が可能。幅広い撮影シーンに対応出来ています。
因みにKANI製品のホルダーシステムの場合、光量漏れを防ぐためにマットが敷かれてるとの事。フィルター側に光量漏れのマットが敷かれているNISIのフィルターとの相性が悪いです。しかしNiSiのホルダーとKANIのフィルターは問題なく使えます。と豆知識を漏らしてみる。
①NiSi ND1000 フィルター 100mm x 100mm
2016年12月に購入。合計6枚あるフィルターの1枚は NiSi製 ND1000の角型フィルターとなります。日中の光量の中でスローシャッターをするのに利用。特に海の撮影では重宝してます。
日中の光量下だとF9くらいに絞って10秒くらいシャッター時間を流すことが可能です。
②NiSi ND32 フィルター 100mm x 100mm
2016年12月に購入。合計6枚あるフィルターの2枚目は NiSi製 ND32の角型フィルターとなります。夕方や夜明けの時間帯の光量でスローシャッターをするのに利用してます。
あとは川とかで少し流したい時にコイツを利用してます。薄暗い時間帯でF9くらいに絞ることで1~5秒くらいシャッター時間を流す事が可能です。
NDフィルターはどの範囲で買えばいいかわからないと言われる方が多いですが、自分はND1000とND32とPLフィルターの3種類を用いることでうまくやり過ごせてきました。どのNDを買えばいいかわからない場合、真っ先に進めるのはND1000とND32です。
③NiSi 正方形PLフィルター 100mm x 100mm
2018年1月に購入。NiSi製の角型PLフィルターです。 主に川や渓流などで反射を抑えてNDフィルターを利用したい時に併用してます。ぶっちゃけ円形フィルターとの違いとしてはあまり無く、この角形フィルターも角度によって効果が変わります。
体感的には円形PLフィルターよりかはしっかり効果がかかる印象。三脚用いての撮影の場合は基本こちらを使用してます。
手持ちの場合は円形PLフィルターを使用するという使い分け具合です。
④KANI 角型ハーフフィルター SOFT ND 0.9 150mm x 100mm
2018年7月に購入。KANI製の角型ハーフNDフィルターです。NDとの境目がソフト寄りなNDフィルターで、使い勝手は良いです。
この1枚だと効果が厳しいときもありますが、別で購入したND 0.6 と併用することでピーカン空の中、沈んでいく太陽を上手く撮ることが可能です。
以前はNiSi製品のハーフNDフィルターを利用。しかし色被りに悩まされたのでKANI製品へと移行した背景があります。
⑤KANI 角型ハーフフィルター SOFT ND 0.6 150mm x 100mm
2018年7月に購入。KANI製の角型ハーフNDフィルターです。NDとの境目がソフト寄りなNDフィルターで、使い勝手は良いです。
基本的にマジックアワーの撮影時はこのフィルターを利用します。そしておそらく手持ちの角型フィルターで一番出番が多い気がします。
こちらも先程紹介したハーフNDフィルター同様、NiSi製品から移行した背景があります。
⑥Kenko 角型ハーフフィルター プロソフトンA 125mm x 100mm
2019年4月購入。最近星撮影用に購入したハーフソフトフィルターです。
撮影機会に恵まれること無く出番は0。普段利用しているハーフフィルターは150mmの形なので、125mmがどう撮影に影響するかは未知数です。
今年は7~9月に星景撮影を予定しているので、その撮影を通じてレビューしていければと思います。
プリンターシステム
EPSON SC-PX7VII
2017年2月購入。エプソン製品の顔料プリンターです。黒の階調が少し難ありですが、用紙との組み合わせ次第では思ったような色乗りを叩き出してくれるプリンターなので、オススメの1品だったりします。
EPSONのプロユース向けのプリンターをざっくり説明するならば、鮮やかなカラー写真をベースにプリントするならばこの SC-PX7Ⅶ で、黒の階調をしっかり出したいモノクロをベースにするならばSC-PX5Ⅶってとこでしょうか。
どちらのプリンターもA3ノビまで対応してるので個展やるときにも使えるのでは?と考えています。
インクの単価はPX7Ⅶのが安いですが、トータルのランニングコストではPX5Ⅶのが優れてるとのこと。モノクロを撮る機会が増えてるので将来的にはPX5Ⅶに移行する予定です。
キャンソン インフィニティ バライタ用紙
プリントを初めて2年経ちましたが、プリント用紙はキャンソンのバライタ用紙の2LとA4に落ち着きました。用紙の質感としてはマット寄りです。
特に発色が素晴らしく、イメージ通りのプリントが出来る用紙だなぁという感想です。他の用紙に比べて少しお高めですが、顔料プリンターで利用するならば是非オススメの用紙です。
まとめ
取り急ぎ、自分の使用機材についてまとめてみました。
三脚、フィルターアクセサリ、カメラバッグも落ち着き次第書いていく予定です。
肝心の自分の機材構成ですが、見る人から見れば、無難な機材構成に見えますし、標準ズームレンズをすっぱ抜いた構成は違った見方をすれば尖った構成なのかなと。考え抜いた結果、自分はこの構成にたどり着きました。
「良い機材で撮る写真こそいい写真」とは思いませんが、自分にとって良い機材に出会えるとまた写真は楽しくなるのかなぁとも思ってます。
人それぞれ良い機材の定義は分かれてくると思いますが、この記事を読んだ方々が、良い機材に出会えれば幸いです。
※2019年6月16日 追記 フィルターシステム、プリンターシステム追記しました。