先日参加している写真教室のイベントであるポートレート撮影会へ行ってきました。
え、お前写真教室参加しているんかい!
と思われる方多数だと思いますが、2020年末から参加している写真教室があります。
教室について紹介しつつ、今回の撮影で学んだこと、気づいたことを書いていければと思います。
ゆるりとお付き合いくださいm(_ _)m
所属しているエヌピクチャーズについて
エヌピクチャーズは写真家の中瀬雄登氏が運営している写真教室です。
【中瀬雄登氏のSNS】
・Twitter
・Twitter(大阪写真)
・Instagram
・Instagram(大阪写真)
開始は2020年末あたりからでしたが、自分はそこの初期メンバーになります。添削とレタッチがメインとのことですが、自分の場合は違った学び場として参加してました。
教室に参加した理由:本業の写真家が活動してる様子を常に見たかった
自分は将来的に脱サラをして写真家業として生活を出来たらと考えてます。
しかし何も知らないまま脱サラするのではなく、ある程度準備をした上で写真家業をやりたいと思いました。
その準備は人それぞれ考えるところがあると思いますが、準備の一つとして、自分の場合は本業でやっている方の生き様を見たいと思いました。
そのため同性で年齢の近い中瀬雄登氏は正に自分の理想とした生き方を選んだ方だったので、気がついたときには入会をしてました。
自分の場合、ある程度写真のスキルは身についてたので、教室に入会してからの主な活動は以下に落ち着きました。
毎日のように写真について先生と議論しながら過ごしていくという点
コレはだいぶ大きかったです。そして何より先生と生徒の距離が近い。
特に何か上達をしたいと思うならば、どうやるかというより、どの環境でやるかに限るなと思いました。
またこの教室ではフォトコンテストで5つ受賞すると卒業という制度があり、卒業してからは無料で教室に残ることが出来ます。
自分は卒業までに2年程費やしましたが、この教室で学んだことは沢山あったのでした。
そして今回の遠征教室もまた学びの場として活動できたので、そこで得た気づきを書きたいと思います。
今回参加した教室のイベントはスナップポートレート
募集から参加まで
ありがとうございました!
— 中瀬雄登 / 初出版:バズる!写真編集術 (@YutoPhotography) April 15, 2023
来週もよろしくお願いしますー!👍
記念すべき第1回ポートレート教室、楽しくできて良かったです🥹 https://t.co/gPN1ioC1IA
募集は4月15日と23日撮影分で1ヶ月前程から始まりました。
前々から憧れていた被写体さんがモデルだったのと、大阪の町を日々スナップしまくってるゆーとさんがアテンドする撮影会だったので、絶対に撮りたい組み合わせ(美しい都市景観でのポートレート撮影)が行けると目に見えてたのは大きかった。
教室メンバーを優先に募集かけていたのも、教室に参加してるならではの特権ですね。
気がついたら大阪行きのきっぷを速攻買っていたのでした。
撮影した写真たち
今回の一番理想で撮れた1枚。自分は雑誌にあるようなポートレートが撮りたいんだなと改めて痛感。
特に雑誌のようなポトレ写真はストリートの中で撮られてる部分が多いので、スナップと相性は抜群にいいです。
今回85mmでハマった1枚。やはり玉ボケや背景を整理してモデルを強調する撮り方は望遠しか出来ないなと。
また1.8まで絞ることで、玉ボケもきれいな感じに。ボケ量も理想的。撮っていて楽しかったです。
今後もこのレンズは多用していきたい。
看板をバックに撮影。モデルさんの美しさと看板の綺麗さがマッチしてた場面でした。
ラストは大阪の道頓堀の川沿いにて撮影。
いろいろな光源を利用しての撮影だったので、色かぶり等色々ありましたが、ナチュラルテイストに仕上げました。
気づいた点
自分がポートレートで本当にやりたかったのはこの手の撮影だったのだなと改めて感じました。
特に関東に住んでるのもあって都市部に近いわけですが、都市部の景色は大好きです。その中に美しい女性を溶け込ますのは自分のコンセプトにマッチしてるのと、何より普段から撮影している自然風景にも通ずる部分があるのです。
都市風景には「かっこいい」「美しい」といったインスピレーションを特に都市部からは感じます。
またこれは好みの問題になりますが、女性に対しても「カッコいい」「美しい」「スタイリッシュ」という場面を求めてるのかなと気づきました。
なので、ポートレート撮影もその延長で、「かっこいい」や「美しい」を求めている節があります。
つまり自分にとって本当にやりたいポートレート撮影は、「カッコいい」「美しい」ポートレートだったのです。
そこに気づけたのは大きかった。今後、ポートレート撮影においてはその部分を達成するために活動をしていきます。
大阪二日目はゆーとさんとスナップ撮影へ
旅二日目はゆーとさんとスナップ撮影へ。
毎日大阪の街に撮影へ趣いてる方なので、彼のライフスタイルに同行させてもらうことに。
一緒に撮影へ行ってると、自分が風景撮影で大事にしている部分と被る要素が多く、とても勉強になったのでした。
撮った写真に続きます。
撮影した写真たち
光と影を意識した1枚です。狙いは面白い影絵ですね。
日の傾きは意外と早く、狙ってたら40分はあっという間でした。このいいシーンをひたすら狙うべくシャッターチャンスを伺う様子は自分の行っている自然風景にも通ずる場面でした。
横断歩道の動きを望遠でスローシャッターで撮影。
望遠で撮影することで、服の色が歩道の白ラインに映り込むのが面白かった。
止まって写り込んでいる足首もポイントですね。
おいおいって感じの場面で仰天しましたが、意外と歩道に張り付いて撮影してるとぼちぼちある光景でした。
面白い要素があったのでシャッターを切ったのでした。少しスローシャッターで切ることで車の動きを強調してます。
一緒に行動していると面白い場面や変わった場面が結構日常に潜んでることがわかってきます。
この場所も反射する不思議な世界感を出すだけでなく、姿を消していく瞬間を狙うことで、より非日常感を表現してます。
宝探し感覚で場所を探すのは勿論のこと、シャッターチャンスを伺うのはホントスナップ撮影の醍醐味だと思います。
これは自然風景においては知らない撮影地なんかで初回撮影するときの感覚と似てます。
特に条件はいいのだけど、どこで撮っていいか検討ついてない場面なんかは正にそれ。
スナップ撮影の面白さにだんだんと惹かれていきます。
加速する世界というテーマで撮影。
四方を囲うように人の動きがぶれて表現されてるのと、真ん中のモニターに写り込んでるのが加速する世界を象徴してるかの景色で夢中になってました。
ホントは真ん中のスペースにも人がぶれて動くシーンが映るはずだったのですが、人が来ませんでした笑
気づいた点
ゆーとさんがどういう視点でスナップ撮影をしてるのかが、半日一緒に街を歩いてわかった部分があります。
街中の日常に潜む、非日常を狙って撮るのがスナップ撮影の醍醐味
コレに限るなと。非日常を探し求めて色々動くのは勿論のこと、そういう場面に遭遇しそうだったら逆に待ちます。
また非日常の定義は色々とあるのですが、スナップ撮影においては以下の要素が揃うと非日常だなと感じました。
ただしコレはあくまで主観です。
・面白い場面
・説明できない場面
・美しい場面
・アートを感じる場面
・記録的な場面(ドキュメンタリー)
この要素かなと思います。
特に美しいやアートを感じる場面は人それぞれで、有名なスナップ写真家であるソール・ライターは色の要素でそれを表現しています。
そして自然風景の撮影においても大前提が非日常を撮りに行くという部分。
特に撮ってる人がほとんどいない前提条件の中、厳しい自然のフィールドに飛び込んで撮影はホント過酷で難しいです。
自分はこの3年間、そういう被写体を求めて撮り歩いてたのもあるので、よくわかりました。
調べても情報が出てこないため、まず通わないと撮れない。そこはスナップと共通してます。
そしてスナップは瞬間的に難しい場面を求めてるのですが、自然風景も同じで撮影地に行く過程までで難しい場面を選んでいるわけです。(例えば雪が降り立ての瞬間を狙う等)
降り立ての雪景色を狙うのって結構難しいんです。特に雪がふらない県民からしてみると一気にハードルが上がります。
しかし降りたての雪景色は言葉にならないくらいキレイです。逆につもりすぎると重量で雪が散ってしまうので、また難しい。
この1枚も前日の夜に雪が降って、夜明けのタイミング晴れたというもの。
そして数時間後には雪がなくなって湖面がなびいて富士山が雲隠れしていたのでした。
結局は写真を撮る行為において、
どのジャンルも最終的には決定的な瞬間を形に残すという目的は変わらない
かもしれません。ここに気づけたのはこの旅の大きな収穫でした。
そして自分の場合は、風景撮影、ポートレート撮影、スナップ撮影において共通して「非日常の場面」を狙ってシャッターを切ってたのもわかったのでした。
まとめ
以上が今回の大阪遠征で学んだ事、気づけた事についての記事でした。
一人ではとてもじゃないけどたどり着けない内容の濃いものを、自分は参加しているエヌピクチャーズを通じて学びました。
そしてなお現在進行系で写真について学び続けてます。
こうして一つのグループに所属し続けられてるのも、ゆーと先生を始め、生徒の方々の雰囲気がいいのもあります。
もし興味がありましたら是非以下のリンクから飛んでみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
それでは、また。