こんばんは。
今回更新するのは北海道の絶景スポットであり、幻の橋と呼ばれる場所でもある タウシュベツ川橋梁 を撮影した記事になります。
この橋は国鉄時代に現地で採れる砂利や砂で作られており、夏の間は湖に沈むことから徐々に風化が進み、近い将来崩落するとも言われています。崩落する間近の幻の橋を拝むべく2017年2月に訪問。
そこには見たことない絶景が広がっていたのでした。
タウシュベツ川橋梁について
タウシュベツ川橋梁とは日本国有鉄道士幌線(1987年(昭和62年)廃線)が1939年(昭和14年)に十勝三股駅まで開通した際に、音更川の支流であるタウシュベツ川に架けられた橋であるとのこと。
糠平湖(ぬかびらこ)の一角にかけられている橋なわけですが、この糠平湖(ぬかびらこ)は1年を通じて水位が変動する場所でもあります。
特にダムの水が少ない1月頃から凍結した湖面に姿を現し、水位が上昇する6月頃から沈み始め、8-10月頃には湖底に沈みます。(その年の雨量など、複数の要因により時期は毎年変動しています。)
湖の水位が変化することにより橋が見え隠れすることから、幻の橋といわれるに至ります。
季節によってその姿が見え隠れするアーチ橋は国内でもココだけとなります。
タウシュベツ川橋梁 を訪れる目的は星景
今回タウシュベツ川橋梁を訪れる目的は橋との星景写真。軽い気持ちで撮影を考えてたものの、昼間にロケハンした際のアクセスの悪さに度肝を抜かれる形になります。
初めからアクセスの悪さを理解してれば恐らく言ってなかったであろうタウシュベツ川橋梁、いい経験になりました\(^o^)/
撮影した写真たち
積雪の中、凍った湖の上を歩く
SONY α7R2 FE 24-70mm F2.8 GM
ISO 80 焦点距離24mm F9 シャッター速度 1/320秒
駐車場から湖に繋がる道です。比較的足場は固定されており、歩き易かった印象。この日は冬らしい天候で、スッキリしないドン曇りの状態。
糠平湖(ぬかびらこ)で盛んなワカサギ釣り
SONY α7R2 FE 24-70mm F2.8 GM
ISO 50 焦点距離34mm F9 シャッター速度 1/160秒
SONY α7R2 FE 24-70mm F2.8 GM
ISO 320 焦点距離202mm F5.6 シャッター速度 1/2000秒
SONY α7R2 FE 70-200mm F2.8 GM OSS + 2X Teleconverter
ISO 400 焦点距離396mm F5.6 シャッター速度 1/1000秒
SONY α7R2 FE 70-200mm F2.8 GM OSS + 2X Teleconverter
ISO 250 焦点距離148mm F5.6 シャッター速度 1/1000秒
いよいよ湖の上を歩いていきます。この日は最短ルートではなく、湖の凍結具合から遠回りのルートです。
凍った湖の上ではワカサギ釣りが盛んで、チラホラとテントが設営されてました。ワカサギ釣りは何度か見る機会がありましたが、実際近くで観るのは初めて。いつかやってみたい。
絶滅危惧種のオジロワシを撮る
SONY α7R2 FE 70-200mm F2.8 GM OSS + 2X Teleconverter
ISO 50 焦点距離400mm F5.6 シャッター速度 1/400秒 ※APS-C クロップ 換算600mm
SONY α7R2 FE 70-200mm F2.8 GM OSS + 2X Teleconverter
ISO 50 焦点距離400mm F5.6 シャッター速度 1/400秒 ※APS-C クロップ 換算600mm
SONY α7R2 FE 70-200mm F2.8 GM OSS + 2X Teleconverter
ISO 50 焦点距離400mm F5.6 シャッター速度 1/500秒 ※APS-C クロップ 換算600mm
SONY α7R2 FE 70-200mm F2.8 GM OSS + 2X Teleconverter
ISO 320 焦点距離364mm F5.6 シャッター速度 1/2000秒
※APS-C クロップ 換算600mm
SONY α7R2 FE 70-200mm F2.8 GM OSS + 2X Teleconverter
ISO 320 焦点距離140mm F5.6 シャッター速度 1/2500秒
※APS-C クロップ 換算600mm
SONY α7R2 FE 70-200mm F2.8 GM OSS + 2X Teleconverter
ISO 320 焦点距離140mm F5.6 シャッター速度 1/2500秒 ※APS-C クロップ 換算600mm
絶滅危惧種に指定されているオジロワシに遭遇。そしてコレが初めての600mm換算での撮影。微ブレがあったりと満足出来る1枚は取れずじまいでしたが、取り敢えず満足。
当時はAF-Cの操作方法がわからずだったのですべてMF撮影です。テレコンの画質には満足してないため、いつか100-400mmを購入して再び鳥撮影に挑みたいところ。
ひたすら凍った湖の上を歩く
SONY α7R2 FE 24-70mm F2.8 GM
ISO 160 焦点距離30mm F2.8 シャッター速度 1/2500秒
SONY α7R2 FE 24-70mm F2.8 GM
ISO 160 焦点距離51mm F9 シャッター速度 1/400秒
SONY α7R2 FE 24-70mm F2.8 GM
ISO 160 焦点距離35mm F9 シャッター速度 1/400秒
ところどころに朽木がひょっこりと顔を出してます。この日はスノーシュー履かずで来てしまったため、凍った湖面上でズボズボ足がハマるハマる・・・。遠目に見えるタウシュベツ川橋梁を目印にひたすら歩き続けます。
歩くこと1時間弱、見えてきたタウシュベツ川橋梁
SONY α7R2 FE 16-35mm F4 ZA OSS
ISO 125 焦点距離16mm F9 シャッター速度 1/100秒
SONY α7R2 FE 16-35mm F4 ZA OSS
ISO 125 焦点距離28mm F9 シャッター速度 1/125秒
SONY α7R2 FE 16-35mm F4 ZA OSS
ISO 125 焦点距離28mm F9 シャッター速度 1/125秒
SONY α7R2 FE 24-70mm F2.8 GM
ISO 160 焦点距離30mm F9 シャッター速度 1/400秒
あるき続けて1h弱、ようやくタウシュベツ川橋梁に到着。
間近で見たタウシュベツ川橋梁はとてもノスタルジックに見えました。自然の中にある人工物と言ったところですが、自然に混ざりつつあるのがこの橋の魅力なのかなと。
地元の方々からはいつ壊れてもおかしくないと言われるタウシュベツ川橋梁。 その姿を拝むために遠くから足を運んでいたカメラマンがこの日もいました。
ロケハンを終え、帰路へ。夜の星景撮影に備えます。
撮影地について
冬場のタウシュベツ川橋梁へのアクセス
冬場のタウシュベツ川橋梁は夏場と違い、湖の上を歩いてのアクセスになります。自分が訪れた際は片道1h弱のルートでしたが、スノーシューがあればもう少し早く行けるかと思います。とは言え極寒の中、そこそこの距離を歩くため油断せず、体調万全で挑むことをオススメします。
糠平湖(ぬかびらこ)へのアクセスの目印は緊急電話の最寄りにある駐車場になります。そこからラッセルされた後を辿っていく感じ。いきなり夜にいくと戸惑うレベルなので、昼間にロケハンは必ず行いましょう。
実際に訪れて感じたこと
今回星景写真の撮影をすべくロケハン兼ねて訪れた昼のタウシュベツ川橋梁。軽い気持ちで訪れたのに対し、中々ハードな道のりで道中、心が折れそうになりました。必要を感じたのがスノーシューの存在。
凍った湖の上に積もった雪の上を歩くため、ストレスなく進むにはスノーシューが必須です。道中何度も足がハマってしまったため、スノーシューが無かったせいで道中手こずったのは言うまでもありません。
後は凍った湖のため、氷が薄い、厚いエリアが存在します。厚いエリアの上には目印となる棒が刺さっているため、道中はそれを目印に歩いていきます。
だいぶ苦労して進んだタウシュベツ川橋梁ですが、辿り着いた時の感動はひとしおものでした。・゚・(ノ∀`)・゚・。
アクセスについて
【住所】
〒080-1403
北海道河東郡上士幌町ぬかびら源泉郷
【関連ページ】
北海道上士幌町 HP より
https://www.kamishihoro.jp/place/00000072
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