この度、私の作品が国際的フォトコンテストであるInternational Photography Awards(IPA)のスピンオフに当たる、TOKYO INTERNATIONAL FOTO AWARDS(TIFA)2023にてGold(金賞)と審査員特別賞を受賞しました。
応募カテゴリは、プロフェッショナル部門 Nature / Tree カテゴリでのGold(金賞)という位置づけです。
International Photography Awards(以下IPA)はニューヨーク発のフォトコンテストであり、ルーシー財団が2003年に設立した国際的なコンペティションです。そして今回応募したTIFA(東京国際写真賞)はそのIPAのスピンオフであり、東京版といった位置づけです。
優勝者には賞金のほか、各国での展示に加え多方面のメディア掲出がされます。
このコンテストの大きな特徴としてはプロ(Professional)と一般(Non Professional)で分かれており、応募費用が発生するところでしょうか。
2022年に本家のコンテストに該当するIPAで上位賞を獲りましたが、今回はTIFAでの上位賞です。
惜しくもカテゴリーWinnerにあたる1st Placeは受賞出来ずでしたが、2024年幸先のいい結果となりました。
そんなこんなでフォトコンテストを振り返ってみたいと思います。
サイトページはこちら
https://www.tokyofotoawards.jp/tifa-in-japanese.html
コンテスト詳細
TIFAというコンテストについて
改めてTIFA(東京国際写真賞)について説明をすると、写真界隈のアカデミー賞と呼ばれるルーシーアワードを設けている団体が主催しているフォトコンテストの一つです。
要はルーシー財団が運営しているIPAという国際的なフォトコンテストのスピンオフ的な位置づけのコンテストです。
IPAもTIFAも受賞した身からすると、IPAのがレベルと競争率は非常に高いなという印象です。
自分は運よくIPA2023のProfessional部門の夜景カテゴリーで世界三位を受賞しましたが、順番的に考えたらTIFAから攻めるのが一般的みたいです。
https://www.photo-filedworks.com/ipa2022
※リンクは2022年に入賞したIPAのコンテスト記事。
そんな自分が何故今回TIFAのコンペに応募したかというと、「東京国際写真賞という名がつくだけあって、上位賞の展示が東京で行われる」という理由で応募しました。
あとはSNSで知名度がそれなりに通った海外のフォトコンテストだったからというのもあります。
全体の賞位についてと受賞の位置づけ
写真はTIFAのコンテストの賞一覧です。まず全体としてAmateurとProfessional部門で分かれます。
そしてそこから大きなカテゴリーが10個あり、それぞれに対して1st Place 、2nd Place 、Gold、Silver・・・といった感じで流れていきます。
ネット界隈の投稿で、「Gold(世界一位)を受賞しました!!!」と報告してる人が居ますが、この図を見て分かる通り、
「Gold(金賞)は世界一位でもなんでもありません」
ホントの世界一位はカテゴリーで言うならば1st Placeです。
そもそもGoldの受賞者が1つのカテゴリに10名は居るので、世界一位が10人いることになってしまうという矛盾が生じます。
海外のコンテスト、かつ少し複雑な賞位の仕組みだからこそ、勘違いが生まれるのでしょうが、1つずつ整理すれば現実が見えてきます。
自分は今回Professional部門のNatureカテゴリーで金賞と審査員特別賞を受賞しましたが、残念ながら、東京会場で作品の展示はされません。
何故なら東京の受賞作品展はカテゴリーの2nd Place以上から行われます。
なので、上位賞目指すなら、より一層、Gold(金賞)は超えるべき壁です。
そんな自分のTIFAでの目標はNatureカテゴリーの1st Placeだったものの、結果として届かなかったのでした。
今回応募したフォトコンテストテーマ
応募テーマ:Professional部門:Nature / Tree カテゴリ
応募数:2点(うち1点がGold(金賞)&審査員特別賞)
賞と賞金
Photographer of the year:全体で1名
1st Place:各カテゴリ1名
2nd Place:各カテゴリ1名
Gold:各カテゴリ10名くらい ←該当
Silver:各カテゴリ10名くらい
Bronze:各カテゴリ10名くらい
HONORABLE MENTION:各カテゴリ無数
July Top5 Selection(審査員特別賞):全体で10~15枚 ←該当
※Pro部門とNonPro部門それぞれ上記の順位があります。
応募から選考過程、結果の流れについて
応募締め切り:2023年11月10日
応募日:2023年9月15日 (2点応募)
内定連絡:2024年1月6日(1点)
結果公表日:2024年1月6日
応募フォーマット:Jpeg(sRGB)
応募総数:4~5000枚くらい?対象
※規模感はIPAに比べてだいぶ落ちる印象
※参考までにIPA2022は応募総数:15000枚、120ヶ国からの応募
入選した作品達
Professional部門 Natureカテゴリー
所感
Natureカテゴリーの1st Place を狙ってましたが、結果はGold(金賞)と審査員特別賞という位置づけに落ち着きました。
今回はガッツリ上位賞狙いをフォーカスして組写真で応募した背景もあるので、目標とした結果には届かなかったものの、形として繋がったのは良かったです。
ただ、他の上位入賞者も組写真の構成が多かったので、今後はより訴求力を求めて、組写真の構成を研ぎ澄まして応募という流れになりそうです。
現状に満足せず、より高みを目指して頑張りたい次第。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回Youtubeチャンネルでも振り返り動画を作ってます。作品の背景などより詳しく話してるので、よかったら見てみてください。