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Taka0610
Travel Photographer
千葉を拠点に国内の撮影地へ奔走する写真ブロガー。国内最高峰のフォトコンテストを始め、海外の最高峰フォトコンテストでも入賞歴有り。当サイトでは実力派写真ブロガーであるTaka0610の活動記録をメインに運営しております。撮影地情報や、機材レビュー、写真家活動など、役立つ情報を配信しております。
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静岡県の星空といえばココ!南伊豆の爪木崎灯台で天の川を撮影してきました

久々のブログ更新となりましたが、なんとか生きております・・・。

ここ数年、星空撮影はほとんど行ってこなかったのですが、星空撮影や現像処理からは学べることもあると思い始めてから再び撮影を開始しました。そんなこんなで2021年は当ブログで星撮影の記事が増えると思います笑

ちなみに星景撮影といえば合成が多いですが、自分は1枚撮りの撮影スタンスに拘ります。

赤道儀を使えば星空が綺麗に写るのは事実ですが、セッティングだったり撮影以外に時間がかかるため、撮影に集中したい自分からしてみると相性は微妙かなと・・・。

1枚撮りでどこまで出来るかわかりませんが、やれるところまでやってみたいと思います。

前置きが長くなりましたが、今回更新する記事は静岡県の爪木崎灯台(つめきさきとうだい)での、星景撮影記事になります。

この場所の特徴としては、灯台の真横を天の川が横切るという景色が見れること。

特に夜中真横に上がる天の川は2月~4月の時期のため、早いタイミングで訪れることをオススメします。

目次

爪木崎灯台(つめきさきとうだい)について

爪木崎灯台は伊豆半島の東海岸から太平洋に突き出た須崎半島の先端に建つ灯台で、周辺は爪木崎自然公園として整備されています。

野水仙の群生地であり、冬場のピーク時には300万本もの水仙が咲き誇り、地元を始め観光客たちが多く訪れる場所です。

自分も静岡に住んでいた際に、水仙目当てで一度訪れたことがあります。当時は星景撮影地のポイントという意識は一切なく訪れてたんですが、灯台が可愛良い&綺麗という印象は持ってました。

そしてその数年後にまさか千葉から自分の車で撮影に来るとは思いもしませんでした笑

爪木崎灯台での星空撮影写真に続きます。

撮影した写真たち

長秒露光で切り撮ってみた

SONY α7R3 FE 12-24mm F2.8 GM
ISO 100 焦点距離12mm F11 シャッター速度 9861秒 (164分=2h44m)
SONY α9 FE 16-35mm F2.8 GM
ISO 160 焦点距離16mm F2.8 シャッター速度 3295秒(54分)

最近チャレンジしているバルブ撮影。α7R3では通常の撮影をしつつ、α9でバルブ撮影というパターンが多いです。

長秒ノイズとかどーしてるの?とかよく聞かれますが、1枚撮りに拘っているため、ノイズリダクションで熱ノイズ等は除去しています。

コレはRaw現像では出来ない処理のため、撮影に余裕があるならば、バルブ星景撮影時はノイズリダクション推奨です。

ただ、α7シリーズのノイズリダクションは完璧では有りません。

星喰問題と行って、一部の点光源がノイズリダクションを行うことで消えてしまうという問題が付いて回ります。なので、バルブ撮影以外ではあまり勧められないかな。

とまぁノイズリダクションについて書いてみましたが、1枚撮りは難しいです。

天の川が横たわる

SONY α7R3 FE 12-24mm F2.8 GM
ISO 1250 焦点距離15mm F2.8 シャッター速度 30秒
SONY α7R3 FE 12-24mm F2.8 GM
ISO 1250 焦点距離12mm F2.8 シャッター速度 46秒

本日のメインである天の川が灯台に横たわるシーンです。

太平洋側に面しているのと、航空機の航路らしく、真夜中を除いて飛行機のテールランプが空を横切ります。

また漁船の灯りが海にも発生するので、意外と光害は多いのかも。。

1枚目は飛行機、漁船の少ない時間帯に撮影出来た写真です。時間帯に置き換えると2~3時でしょうか。

普通に撮影すると2枚目の感じになってしまいます。

ローアングルで撮影してみた

SONY α7R3 FE 12-24mm F2.8 GM
ISO 1000 焦点距離17mm F2.8 シャッター速度 30秒
SONY α7R3 FE 12-24mm F2.8 GM
ISO 1000 焦点距離17mm F2.8 シャッター速度 30秒

航空機は待てばなんとかなりますが、漁船に関してはどうしようもありません。

そんな場合はローアングルで海辺を隠して撮影するのも1つの手段かなと。ただ、草が目立ってしまうので、これはこれで難しいかも・・・。

ブルーアワーと天の川

SONY α7R3 FE 12-24mm F2.8 GM
ISO 800 焦点距離12mm F2.8 シャッター速度 30秒

爪木崎灯台での星撮影もクライマックスです。ブルーアワーが目の前に広がり、星たちがどんどん消えていきます。

この儚い感じの時間帯も星景撮影の醍醐味だと個人的には思ってます。

そして水平線には日の出の赤みが薄っすらと広がるのです。まさに薄明とはこの事だなと。夜が明けていきます。

時間の関係もあったので、このタイミングで機材をしまって撤収です。

撮影地について

撮影で訪れる人が多いらしい

ココ数年、SNSで爆発的にここの星空写真が出回ってるらしく、下調べで記事を見ていくとどの記事でも訪れる人が多いとのこと。

自分が訪れたのは平日の真夜中だったため、ピークに比べたら全然少なかったと思います。

しかしメインとなるポイントは灯台の真ん前となるため、大人数で撮影できる場所では無いなと感じました。

撮りたいイメージが固まってるならば、早めに訪れて場所を押さえる必要があります。

後は譲り合いの精神でなんとやら。

星は多く見えるが、同時に航空機や漁船も多い

海沿いでの星空撮影といえば、街明かりが無いことが多いです。しかし航空機や漁船などが海沿いを多く横切るのもまた事実です。

ここは特にその2つが多かった印象ですね。また前景である灯台までの道を表現するにも一苦労がかかります。

自分の場合は超広角レンズで露光時間を伸ばすことで解決しましたが、工夫が必要な撮影地だと思います。

そんなこんなで爪木崎灯台で星空撮影となると、難易度は高いでしょうね。

アクセスについて

【住所】
〒415-0014
静岡県下田市須崎

【関連ページ】
https://romance-toudai.uminohi.jp/toudai/tsumekisaki.php
※観光ページより

【Google Map】

まとめ

以上が爪木崎灯台の星景撮影記事になります。

街明かりは少なく、星空を見るポイントとしてはとても素敵な場所ですが、作品撮りとなると一気に難易度があがる撮影スポットなのかなと。

しかし航空機や漁船の明かりなどの問題がクリアーになれば、一気に素敵な星景スポットへと早変わりしますので、個人的にはおすすめの撮影スポットです。

地元の千葉にもいくつか星空と灯台が撮れるポイントがありますので、2021年は撮影にトライしてみたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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